京都の茶の湯文化を応援しています

江戸時代から続く京焼の窯元、「真葛焼」(まくずやき)。

幕末から明治にかけての時代、西洋の主要都市では万国博覧会が次々と開かれました。

日本の美術工芸品は驚嘆と共に圧倒的な賞賛を受け、ゴッホ、モネ、ルノワールら印象派の画家達をはじめとして「ジャポニズム」の一大潮流が生まれました。

その一翼を担っていたのが、真葛焼。「マクズウェア」とよばれて人気を博し、1878年、1889年のパリ万博で金牌を受賞しています。

世界中の美術館でお目にかかることのできる真葛焼ですが、本来は使ってこその茶道具。

しかしながら、現代では茶の湯を嗜む人口の激減と共に茶の湯文化が消えつつあります。

茶の湯文化の発祥の地・京都で茶文化を途絶えさせてはならない。

そんな思いで、弊社でも真葛焼を応援させて頂いております。

今週から「真葛六代 宮川香斎 茶陶展」が日本橋三越で開催されています。

六代の集大成となる、圧巻の展覧会です。

ぜひこの機会に、美しい作品の数々をご覧ください。

「傘寿記念 真葛六代 宮川香齋 茶陶展」

会期:2024年4月24日(水) ~ 4月29日(月·祝)

会場:日本橋三越本店 本館6階 美術特選画廊